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 藍浩之 (福岡大学理学部地球科学科)
セイヨウミツバチの中心複合体 Central Complex



中心体central body:中心体は前大脳中央域に位置し、前大脳橋、小結節とともに中心複合体を形成する。中心体は上部(upper division)と下部(lower division)に分かれており、上部が下部の背側にドームのようにかぶさっている。中心複合体からの経路は、前大脳橋や側副葉など前大脳中央域の後方側部に向かう狭索(isthmus tracts)、前大脳中央域の前方繊維束(anterior bundle)であり、主に非密集ニューロピルと連絡する。 中心複合体の各部分は内在性ニューロンと外来性ニューロンで構成される。内在性ニューロンは前大脳橋や中心体内だけに分枝を持つが、外来性ニューロンは中心体内の複数の部域にまたがる連絡網を作りながら、脳の他の領域と連絡している(Homberg, 1985)。前大脳橋と中心体の内部構造は、柱状あるいは扇形の8つの区画に分かれている。これらの区画は区画ニューロン(segmental interneuron)と呼ばれる外来性ニューロンで連絡される(Homberg, 1985)。また外来性ニューロンには中心体上部(Hertel and Maronde, 1987)または下部の全域(Homberg, 1985)に分枝を出し、側副葉と連絡するニューロンもある。 中心複合体は偏光の情報処理に関わっていることがバッタを用いた研究でわかっており(Heinze et al, 2009)、ミツバチの中心体も偏光情報処理に関わるニューロピルであると考えられているが、まだその証拠は得られていない。



参考文献

Heinze S, Gotthardt S, Homberg U. (2009) Transformation of polarized light information in the central complex of the locust. J Neurosci. 29:11783-93.

Hertel, H., and U. Maronde (1987) Processing of visual information in the honeybee brain. In R. Menzel and A. Mercer (eds): Neurobiology and Behavior of Honeybees. Berlin: Springer, pp. 141-157.

Homberg, U. (1985) Interneurons of the central complex in the bee brain (Apis mellifera, L.). J Insect Physiol 31, 251-264.


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