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アメリカザリガニの視神経節 Optic Ganglion


加賀谷勝史(デューク大学)


前大脳において昆虫と異なるのは、ザリガニやウミザリガニ、カニなどの甲殻綱十脚目では、可動性の眼柄と呼ばれる付属肢の中に複眼が存在し、その中に視神経節 (optic ganglia) と呼ばれる4つの神経節(視葉板 lamina、外髄 external medulla、内髄 internal medulla、終髄 terminal medulla) が存在するということである。これらが側方前大脳を構成するが、終髄と半楕円体( hemiellipsoid body )を合わせて側方前大脳と呼ぶこともある。半楕円体は、表面的には形態が異なっているために、昆虫におけるキノコ体と相同であるか、独立に進化したかの議論があったが、ヤドカリ (oenobita clypeatus) 、ゴキブリ (Periplaneta americana) および眼柄のない甲殻類であるゴーストシュリンプ (Neotrypaea californiensis )における半楕円体の微細構造と嗅覚中枢との接続様式、免疫組織化学的証拠から相同であるとの主張がなされている (Wolff, et al., 2012)。 しかし、その機能については依然として不明である。感覚、運動における機能について行動生理学的な解析が必要である。



図.ザリガニの前大脳側方部(視神経節)


参考文献

Wolff G, Harzsch S, Hansson BS, Brown S, Strausfeld N (2012) Neuronal organization of the hemiellipsoid body of the land hermit crab, Coenobita clypeatus: correspondence with the mushroom body ground pattern. J. Comp. Neurol., 520:2824-2846.


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